GoogleによるChromeへのGemini統合(Project GlicやAI Innovationsとも呼ばれます)が進んでいますが、米国など特定の地域に限定されていることが多いです。日本からでもこれらの機能を今すぐ試したい方のために、簡単なターミナルコマンドを使って、Chromeに「米国で実行されている」と認識させる方法を紹介します。
クイックコマンド
macOSをお使いの場合は、Google Chromeを完全に終了してから、ターミナルで以下のコマンドを実行するだけです。
open -n -a "Google Chrome" --args --variations-override-country=us
仕組み
このコマンドは以下の2つの処理を行います。
open -n -a "Google Chrome": Google Chromeの新しいインスタンスを起動します。(openコマンドの-nオプションは、既にアプリが実行中でも新しいインスタンスを開くことを意味しますが、競合を避けるために事前にChromeを終了しておくことを推奨します。)--args --variations-override-country=us: Chromeのプロセスに引数を渡し、国別のバリエーション設定(variations country)を強制的にus(米国)に上書きします。これにより、ブラウザはGeminiなどの米国限定機能を有効化します。
Chromeが起動したら、設定メニューを確認するか、ツールバーにGeminiのアイコン(星のようなマーク)が表示されているか確認してください。これで、物理的な場所に関係なく、最新のAI機能にアクセスできるようになります。
エイリアスの設定(推奨)
この機能を頻繁に利用する場合は、毎回長いコマンドを入力するのは面倒です。シェル設定ファイル(.zshrc や .bash_profile など)にエイリアスを追加しておくと便利です。
alias chrome-us='open -n -a "Google Chrome" --args --variations-override-country=us'
設定を反映させた後は、ターミナルで chrome-us と入力するだけで、いつでもAI機能が有効になったChromeを起動できるようになります。
